お知らせ

令和5年度管理監督者研修(Web研修)を開催しました。

2023.07.26

 令和5年7月4日(火)に管理者と監督者を対象に、若者の採用と人材育成に関するテーマで研修をWeb研修で開催しました。今回は、新たな試みとして、ハイブリット式の研修形式を行い、受講者約50名中6名の職員が集合研修で実施しました。

講師 松坂暢浩 教授

研修の様子 

 福祉の業界で活躍を希望する若者は、とても貴重であり重要な存在です。私たちは、いかにして優秀な若者に選ばれ、人材育成するかを考えることは、安定的がつ理念に基づく法人経営を行ううえでも、非常に重要なことであります。

 このようなことから、今回の研修では、山形大学 学士課程基盤教育院教授 キャリアサポートセンター センター長 松坂暢浩 先生をお招きし、研修を行いました。


※研修を受けて 一部抜粋

・「働きやすさ」≒「働きがい」であり、環境調整や人間関係の調整をすることだけでは働きがいが満たされないということを聞いて、自分はどちらかといえば、重要な仕事内容を任せたり責任のある仕事を達成できるように支援していくアプローチにかけていたと感じた。
 また「自分にとっての働きがい」を言葉にすることが必要であり「働きがいの言語化」が重要であり、それによって働き方に差が生じるということが気になった。(障害者入所施設/監督者)

・新規学卒者の離職理由の上位は、仕事が自分に合わなかったため、人間関係がよくなかったためで、相談ができない環境が原因とのことだったので、採用後のフォローがいかに重要かわかりました。(法人本部/管理者)

・ほめることは自分自身に置き換えても口先だけで言われる言葉はかえって反感を招くような気がして気軽にできないと感じている。言葉を言い換えるのもパワーが必要で難しいなと思った。(障害者入所施設/管理者)

・ほめ方についても様々なレベルがあることを初めて知りました。"叱るのは行動レベルで、ほめるのは人格レベル”という言葉が印象深かったです。若者を育てる=面倒をみる=手をかけるほうが良いと思っていたため、上司が陥りやすい罠があることに驚きでした。若者のモチベーション向上、主体的に行動してもらえるよう、丁度良い距離感で関わっていきたいです。(高齢者福祉施設/監督者)

・これから行う取組として、ねぎらい、褒め言葉をかけることを意識する。また、褒めるときは行動レベルではなく、その人の全体にかかるところを褒める。例:「その服いいね(行動レベル)」「その服を選んだセンスがいいね(全体レベル)」(障害者支援施設/監督者)


 結びに、この場をお借りして、研修をお引き受けいただきました 山形大学教授 松坂 先生 にあらためて御礼申しあげます。