お知らせ

令和5年度3年目フォローアップ研修を開催しました。

2023.09.22

 令和5年8月31日(木)に採用3年目の職員を対象に「令和5年度3年目フォローアップ研修」を開催しました。

介護労働安定センター山形支所            介護人材育成コンサルタント 堀越俊一郎 氏

内部講師 慈丘園 援助主査 小川          ※Webによる勤務施設からの講義

 今回の研修は、令和3年度採用職員を対象に、中堅職員としての心構えを認識するとともに、多職種連携及びチームケアの視点を確認し、当事者意識の認識と自身のキャリアデザインを考えることにより、モチベーションの維持・向上を図ることを目的で、実施しました。毎年開催しています。社会人1年目の方のほか、多くの経験を経て当法人で働くことを選んでいただいた方まで様々な年齢と経歴の職員が受講者となっております。

 講師には、介護労働安定センター山形支所 介護人材育成コンサルタント 堀越俊一郎 氏 をお招きして「キャリアデザインを考える」と内部講師 慈丘園 援助主査 小川 による「中堅職員になるということ」の二つのテーマで、研修を行いました。

※研修後アンケート 一部抜粋

「キャリアデザインを考える」

・キャリアアンカーを行ったことで、自分がどんなキャリアを目指しているのか明確になった。自分の力だけではどうしようもできないことが今後も出てくると思うが、『だって、どうせ、でも』の考え方をしないようにすること。どうしたらいいのか、ではこうしてみようという、発想の転換を意識して日々の業務に取り組んで生きたい。(障がい者入所施設/30代)

・固定概念にとらわれないようなコミュニケーションを心掛けたい。職場だけでなく日々の生活でも相手の見た目や、第一印象、少しのコミュニケーションで「相手はこういう人間だ」と決めつけることはしないようにしたい。また、前に自分は嫌いなことだったからと避けるのではなく、もしかしたらできるかもと言う気持ちで物事に向き合っていきたい。(高齢者福祉施設/20代)

・個人的にはキャリアから言うと、第3のステージで定年間際の立場となっているが、これから中堅職員となり職場を引っ張っていくべき立場の職員への研修としては大変聞きやすく、分かりやすい説明で、自分にとってみれば、どちらかと言えば講師の立場で聞いてしまう部分が多かった。上司であれば講師として是非真似をしたい内容であった。(障がい者福祉施設/50代)

「中堅職員になるということ」

・入社して3年目となることを自覚しながら今回のフォローアップ研修に参加させて頂きました。3年目になると仕事の量や質の変化が年々感じている所です。まだまだ専門的な知識や技術が未熟な面がありますが、今回のお話を聞きながら自分の役割や多職種連携のつながりの大切さを実感しました。(障がい者入所施設/援助員)

・今回、中堅職員・事務職の立場としてどんな役割を担っているのか考える良い機会となった。色々な例を取り上げてくださったことを通して、特に新型コロナウイルスが流行したことで以前よりさらに連携の重要性を感じたところだった。現場にも様々な支障が出ている中でこういう時こそ多職種連携が求められているということ、私たちが一番に考えなければならないのは「利用者の生活がどうなっていくのか」ということで利用者視点を忘れることなく、制限がある不便な環境の中でも何ができるか考えることがどの職種にも関わる課題として感じた。(高齢者入所施設/事務職員)

・チーム力を高めるためには、「あいさつは、本当にほんとうに大切なコミュニケーション」や「あとよし言葉の活用」が有効であることを気づかせていただきました。これまで以上に「おはようございます」や「お疲れさまでした」等の声掛けを心を込めて行うようにしていきたいと思います。「あとよし言葉」については相手を気遣い、相手がなるべく気持ちよく感じるような言葉遣いを心がけていかなければと実感しました。(救護施設/援助員)


 結びに、この場をお借りして、研修をお引き受けいただきました 堀越俊一郎先生 並びに 介護労働安定センター日野様 にあらためて御礼申しあげます。