お知らせ
令和4年度第2回業務職員・嘱託職員及びスタッフ職員研修(Web研修)を開催しました。
2023.01.27
令和5年1月18日(水)に、施設現場で活躍する職員を対象に、研修(Web研修)を開催しました。
社会福祉法人愛泉会 児童デイサービス月のひかり 所長 村上 実 氏 及び ピアカウンセラー 平間みゆき 氏 を講師としてお招きし研修を実施しました。
講師 村上 実 氏 ※プライバシー保護のため一部画像を加工しております。
講師 平間みゆき 氏
講義では、村上実氏による「虐待防止と権利擁護について~虐待事案について施設職員が学ぶべきこと~」を、平間みゆき氏による「傾聴力向上講座~より良いコミュニケーションを目指して~」をテーマに学びました。
※研修後アンケート 一部抜粋
テーマ「虐待防止と権利擁護について~虐待事案について施設職員が学ぶべきこと~」
・時事問題も絡めての話だったので、頭に入りやすく実際の事件が例に出ているので、教科書で学ぶより、より自分に近いものとして危機感を得られました。特に最初は皆きちんと信念を持っていたが、変わってしまったという話が怖く感じました。周囲の雰囲気が風潮に流されて少しずつ思考が変わってしまい、周りもそれが虐待だと分からなくなっていくという悪循環が、今までで1番身近に感じられて、改めて自分の介護を見直そうと思いました。(特別養護老人ホーム/援助員)
・虐待しないのは当たり前と思っていても、こちらの何気ない態度や言葉で相手が虐待と思ってしまうこともあるのだと感じました。特に「連鎖性の錯覚」で『「利用者のために」が「業務のために」になっていく。』という言葉には、日常の行動を思い反省するばかりです。虐待は特別な人が起こすことで自分には関係ないと思わず、日々謙虚な気持で業務に当たりたいと思います。(救護施設/援助員)
・自分では虐待しているつもりではないが、普段の自分の行動が虐待につながるのではないかと考えさせられることができた(イライラしたりきつい口調になったり)。そして虐待していることを見て見ぬふりは虐待行為をしている人より罪深いかもしれないという言葉にハッとさせられた。人員不足は理由にならない。今の職場の現状である。(障がい者入所施設/援助員)
テーマ「傾聴力向上講座~より良いコミュニケーションを目指して~」
・傾聴と言ってもただ話を聴くことではなく心の声をしっかり受け止めながら相手を理解することが大事だと思いました。そしてメラビアンの法則のように言語を理解する以上に非言語コミュニケーションで相手が話したい雰囲気つくりや安心感を持たせることができるように、今後の相談業務にいかしていきたいと思います。(相談支援事業所/援助員)
・グループで「聴いてもらうこと」を体験しました。自分は話をする方は苦手なので、聴く方が良いと思いました。1人1~2分でしたが、話したいことを話せました。職場でも1日の中で1分でも2分でも話を聴くことを心がけたいと思いました。(特別養護老人ホーム/看護師)
・その人を理解するためには、その人の背景を知り、理解しようとする姿勢で言葉に耳を傾けなければならないと思いました。利用者さんはとても敏感だ、との言葉には納得するばかりです。こちらが見ている以上に利用者さんはこちらを見ている事をしっかり踏まえて、向き合っていかなければと思います。(救護施設/援助員)
当事業団では、今回の研修で学んだことを、日々の支援に活かし、利用者により充実した生活を送っていただけるよう努めていく所存です。