お知らせ

令和4年度感染症対策のための実地研修を開催しました。

2022.08.23

 令和4年7月19日(火)に山形県長井市にあります特別養護老人ホーム寿泉荘にて「令和4年度感染症対策のための実地研修」を開催しました。

講義中の様子

着脱衣講習の様子

ゾーニング指導の様子Ⅰ

ゾーニング指導の様子Ⅱ

 今回の研修は、福祉施設での新型コロナウイルス感染症の感染予防、拡大防止のため、その職員が標準感染予防策と感染症発生時の備えを理解し実施できることを目的として、厚生労働省が実施主体とした感染症専門家を派遣する研修を活用し、実施しました。

 講師には、社会医療法人福島厚生会が運営する福島第一病院の感染管理認定看護師 渡辺あけみ 先生 をお招きし、新型コロナウイルス感染症の感染者が施設内に発生した場合においても、福祉サービス提供を継続するために実施すべきこと、平時から準備すべきことについて研修を行い、施設職員・法人内の他施設職員あわせて20名が受講しました。

※感染管理認定看護師資格とは、1998年日本看護協会によって認定され、感染管理において熟練した看護技術及び知識を有する看護師にのみ与えられる資格のことです。

 研修内容は、PPE(個人用防護具)の着脱から靴の履き替え、手指洗浄について、徹底した感染対策のための方法を具体的に実技を交えて行いました。福祉サービスについては、食事・入浴介助から歯ブラシの保管といった細部にわたって感染拡大を防ぐ方法を学びました。ゾーニングにおいても、当施設の間取りを使って、この居室で感染した場合のゾーニングと隔離方法を具体的に学びました。


 今回の研修で得た知見を法人内で共有するとともに、県内における「新型コロナ感染発生に伴う介護・障がい者施設等の職員相互応援ネットワーク」に基づき応援派遣する場合においては、この研修で学んだことが役に立つと考えております。
 結びに、この場をお借りして、研修講師の 感染管理認定看護師 渡辺あけみ 先生に、あらためて御礼申し上げます。