お知らせ

のぞみの園支援者養成現任研修(伝達研修)を行いました。

2024.01.15

 令和5年11月21日(火)に「のぞみの園支援者養成研修伝達研修(Web研修)」を開催しました。

総合コロニー希望が丘ひめゆり寮主任援助員      ※プライバシー保護のため一部画像を加工しています。

総合コロニー希望が丘しらさぎ寮援助員        ※プライバシー保護のため一部画像を加工しています。

 今回の伝達研修の講師(職員)2名は、群馬県高崎市にある国立重度知的障害者総合施設のぞみの園において実施している「支援者養成現任研修(高齢知的障害者支援コース・行動障害者支援コース)」の研修を受講しました。

 そこで学んだことを、法人全体で情報共有し、現場における支援に役立てるという目的のもと、伝達研修を行いました。

 また。講師においては。伝達を行うことで、内容の理解をさらに深め、相手に伝えるコミュニケーション能力を養うことも期待でき、有意義な研修を目指しました。

※研修後アンケート 一部抜粋

・国立のぞみの園の支援は、以前より興味があった。実際に支援の中で使用している道具を講師の説明とともに知ることができる貴重な時間となった。「構造化」というワードは昨今様々な研修で扱う内容であるが、それだけ重要な基礎的な部分であると理解している。のぞみの園は先進的な取り組みの印象が強くあったが、構造化を重要視しPDCAサイクルを効果的に回して行くこと、対象者の今後を強く意識して支援することなど基礎的な部分が強固であるとわかった。(障がい者入所施設/援助員)

・利用者さんの障害の特性に合わせて、様々なコミュニケーションシステムを取り入れている。活動の中に取り入れることによって、正しい要求の仕方を学んだりコミュニケーション機能の発達を目指している事は勉強になった。(多機能型事業所/援助員)

・「知的障がい者は自己の症状を訴えることができないことも多く、診断が遅れまわりが気が付いた時には手遅れになっていることも多い」という言葉があり、実際に起こっていることだと考えると怖いと思いました。援助員が小さな変化に気が付き、日々記録に残すことが早期発見には大切であると学びました。「自分の直感が大切」と講師から話があり、詳細について質問されると「直感は日々の支援の積み重ねで培われていくもの」との言葉が印象に残りました。(養護老人ホーム/援助員)

・知的障害を持つ利用者であっても、認知症を判定するスケールを用い積極的に認知症の有無を確認し対応していることについては大変素晴らしいと思いました。認知症は早期発見・早期対処することで状態の進行の予防が図れる疾病であり、より良い状態で生活を継続するためには大変重要であると思います。是非積極的に試みていただければと思います。(居宅介護支援事業所/ケアマネージャー)


 今回の研修で学びとなったことについて、現場の福祉サービスに還元し、支援技術の向上に役立てていきたいと思います。