お知らせ

令和4年度第2回監督者研修(専門員級及び業冠主査級)を開催しました。

2022.10.25

 令和4年9月28日(水)に「令和4年度第2回監督者研修(専門員級及び業冠主査級)」を開催しました。

内部講師 特別養護老人ホーム松濤荘 荘長

法人事務局 経営管理課 課長

受講職員 ※プライバシー保護のため加工をしています。

 今回の研修は、当法人の各施設における部門のリーダーである専門員級とチームのリーダーを担う業冠主査級と呼ばれる職員で就任3年目未満の方を対象に階層に応じた職務について、役割意識の育成と経営的視点を身に付けることを目的に、実施しました。

 講師には、内部職員の 特別養護老人ホーム松濤荘 荘長 が、「専門員級及び業冠主査級職員として求められるもの」、事務局経営管理課 課長 が、「事業団を取巻く状況について(経営的視点からの考察)」というテーマで、研修を行いました。

 「専門員級及び業冠主査級職員として求められるものについては、当法人の基本理念こそが私たちの仕事観であるということを再確認し、専門員級職員及び業冠主査級の職員としての自覚をもって仕事をすることの重要性を知ること。では、それを踏まえてどのように通常の業務でふるまうべきかを自分自身と見つめ直しながら学ぶ研修でした。※当法人の基本理念はホームページに掲載しています。

 事業団を取巻く状況について(経営的視点からの考察)については、事業団における経営状況について、法人全体の経営状況を管理する立場であるものから、その現状と今後について、学びました。ぜひ興味のある方は、ホームページに掲載している情報公開をご覧ください。

※研修後アンケート 一部抜粋

テーマ「専門員級及び業冠主査級職員として求められているもの」

・法人における自分の立ち位置と、自分に足りないもの、身につけるべきスキルについて認識した。「人間力」を磨くには、一朝一夕の努力ではなれるものではなく、日々の積み重ねの努力が必要で、組織人として周囲の人から助けられて今の立ち位置にいることを認識し、「言葉」を「心」に乗せて「行動」できる様に努力していく所存です。凛としてぶれない信念を持ち、行く道を照らしてくださる千春荘長は目標とする方のおひとりです。今回、講義を受講する機会をいただき、ありがとうございました。(特別養護老人ホーム/援助職)

・法人のキャッチフレーズを改めて見ると、前向きな内容が多く含まれていると感じた。リーダーの心得も違うイメージの物に縛られ、業務に追われ見失うことが多くあった。1人では支援は出来ず、ユニット職員が居て支援が出来ていること。リーダーとして自分の成長と共に、次の世代を育てることが事業団、松濤荘の強みになっていくと思った。(養護老人ホーム/援助職)

・私の座右の銘は『初心・謙虚・感謝』です。髙橋園長のお話には、非常に同感する部分多く、また率先垂範はリーダーには欠かせないものと確信致しました。
 人材育成という観点で、比較的若い年代の職員に仕事内容や倫理を伝えた時の反応や結果は、素直に返ってくるので、こちらも安心出来ます。年配職員への倫理やモラルに対する注意が、中々素直に受け取ってもらえないと感じることが多いので、伝え方や方法についても知りたいです。(障がい者入所施設/援助職)

・とても興味深いお話でした。「人間力」常に心を磨く。できそうで大変難しい事です。また、言葉は、人格の半分で、凶器にもなる。身に染みるお話でした。スタッフが働きやすい環境・職場づくりは大切だと思う。また、協力なしではできない仕事であるためコミュニケーションも大切だと思いました。(障がい者入所施設/医療職)

 


 職員としてキャリアアップしていく中で、俯瞰した視座というものが重要になっていきます。ここで学んだ職員は施設運営とサービスの質の舵取りに直接的に関与する立場でもあります。この研修を一つのきっかけとして、自己研鑽に励んでいただければと思います。

※受講後3か月の振り返り(令和5年1月12日更新)

テーマ「専門員級及び業冠主査級として求められているもの」

・言葉が意味するもの…とのテーマの中で、役職者であればあるほど、自分の言葉に注意を払うこととあり、注意を払う努力は以前よりは行っている。(養護老人ホーム/調理師)

・人間力とは、どういうことだろうかと考えながら話すことが多くなった。挨拶や「ありがとう」の言葉、間違ったときは間違ったと素直に伝えることが人として人間力を育てていけると思い実践している。(特別養護老人ホーム/援助員)

・研修前は、自分の不在時に起きた問題や、他部門・他機関との調整が、そのまま残されており、出勤するなりその対応に追われていた。研修後は、その日の問題は、できるだけその日に解決するよう進めること、リーダーが他部門・他機関と調整することを再度周知し、少しずつその流れで動くようになってきた。出勤時にはその日のリーダーに声をかけ、対応について確認し合うようにしている。リーダーに業務を進めるだけではなく、その日の判断を委ねることで責任感が増してきたように思う。(特別養護老人ホーム/看護師)

・研修を受けた直後は、「言われたとおりにやるぞ!」といった気分になるけれど、3ヵ月経った今となっては、研修の内容・受けた直後のやる気といったものは、ほとんど抜け落ちていたことに気づきました。大切なことは繰り返し確認したり、繰り返し伝えていくことが必要なんだと思いました。(障がい者入所施設/事務職員)

・チームで仕事をしているのでなかなか思い通りにいかないこともありますが、自分一人では現場を回すことが出来ないので、周りの職員に言葉や態度で感謝を伝える様にしています。風通しの良い職場は連携も取れ、雰囲気が良いと利用者も安心して生活出来ると思うので、リーダーとして謙虚さや笑顔を忘れずに仕事に取り組みたいと思います。(共同生活事業所/サービス管理責任者)