お知らせ

令和4年度3年目フォローアップ研修を開催しました。

2022.11.23

 令和4年11月16日(水)に令和2年度採用職員を対象に、「令和4年度3年目フォローアップ研修」を開催しました。

仙台青葉学院短期大学 ビジネスキャリア学科     講師 佐藤和美 様

講師 サポートセンターゆあーず 援助主査

研修の様子

演習の様子(Web)                 ※プライバシー保護のため一部画像を加工しています。

 令和2年度採用職員を対象に、中堅職員としての心構えを認識するとともに、多職種連携及びチームケアの視点を確認し、当事者意識の認識と自身のキャリアデザインを考えることにより、モチベーションの維持・向上を図ることを目的として、開催しました。

 今回の研修は、3つのテーマで行いました。一つ目は当法人のサポートセンターゆあーず援助主査を講師として「中堅職員としての役割」。次に、演習「インシデントプロセス技法を用いた問題解決」。最後は、仙台青葉学院短期大学ビジネスキャリア学科講師(コミュニケーショントレーニングネットワーク、パラダイムシフトコミュニケーション認定講師)佐藤和美様より「迷いから解放し、人をパワフルに行動と結果に導く自分軸の発見」というテーマで、行いました。

 今回の研修の職員には、様々な社会経験を積まれてから3年目を迎えた職員から社会人3年目の職員までおります。

 「中堅職員としての役割」においては、当法人においては採用3年目より中堅職員としての自覚をもち職務を遂行していただけなければなりません。それに向けての心がまえと共に、組織の中の立ち位置、役割を学びました。また、更なるステップアップとして、多職種連携の重要さを学びました。

 「インシデントプロセス技法を用いた問題解決」では、業務中のインシデント(出来事)に対して、グループに分かれ、解決方法を導き出す演習を行いました。「情報整理・伝達・分析・判断力」「問題解決能力」「多職種連携力」を発揮しグループで解決へと導き、実際の対応法と照らし検証するところまで行いました。

 「迷いから解放し、人をパワフルに行動と結果に導く自分軸の発見」では、日々の行動についてどれほどの価値があることかを知ることで、、、、ぜひ関心のある方は、受講してください。

※研修後アンケート 一部抜粋

 

「中堅職員としての役割」

・事業団職員として3年目の職員に求められていることを学ぶことができた。役割としては中堅職員であり、組織の中で周囲に積極的に働きかけたり、自分一人である程度の業務を遂行できる能力を持つことが重要であることを今後意識していきたい。(事務職員)

・中堅という言葉だけ見ると難しいイメージだが、仕事をするうえで再前線に立ち、引っ張る立場にあるという事。一人でできるような仕事や任されることも増えた今だからこそ、自己研鑽を怠らずに自身の思いや考えを持ったうえで、周囲に発信していく立場にもあるということ。その他基本的業務に加えた、対人関係の双方間を繋ぐ役割を持つということ。そのためには、日ごろからコミュニケーションを取り、偏りのない天秤を平等にできるような気配りも必要である。だが、その一方で自身ひとりで抱える仕事も増えてくる。自身だけではない、周りにも同じく働くパートナーがいることを大いにチームで動けるような土台を大切にしなければならないと思った。自身のできる専門的知識かつ技術を職務に全うして、いくつかの関係性に広げていけるようなスキルを磨く必要があると思う。(高齢者福祉施設/援助職)

演習「インシデントプロセス技法を用いた問題解決」

・グループワークを行って、全てにおいて多種との連携が必須となり、一人でもかけてしまうと解決につながらないことが分かった。他の人の意見などを聞くことでこんな考えもあるのだと感じました。(救護施設/看護職)

・今回、多くのグループから発表の際に出た「情報の共有」というフレーズがとても印象に残りました。「情報の共有」の方法についても、ミーティングや連絡ノート、パソコンの掲示板の活用など多様であることがとても参考になりました。職員一人一人の力は微力ですが、他職種で連携し協力して支援にあたることで困難な事例も対処できることがあることを実感しました。また、一人ひとりの力は微力でも個々のちょっとした気づきにこそ解決の糸口があるということも改めて教えていただきました。(障がい者入所施設/援助職)

「迷いから解放し、人をパワフルに行動と結果に導く自分軸の発見」

・パラダイムシフトコミュニケーションと聞くと難しく大変な印象だったが、話を聞くうちにすごく面白く充実した講義だと感じた。仕事のやりがいの感じ方や方向性は自分の中のものと近いため、今後もそのやりがいを感じながら仕事を続けていきたい。自分の意図を探るという題目では、ローストビーフを作るから発展して家族が安心して暮らせるようにまで到達することができた。日々の生活の中で自分の意図をショートカットし、自分が真にやりたいことをすぐ感じれるようになっていきたい。(障がい者入所施設/理学療法士)

・仕事のやりがいとは何かということを、深く掘り下げることができた。やりがいと言っても説明するのは難しく、自己高揚感・快感とはまた違うものであることを学ぶことができた。仕事を通じて目標や目的を設定することと、しないのでは得られるものも違うと思うため、目標を日々意識しながら今後の仕事に活かしていきたい。(障がい者入所施設/援助職)


 

 一通りの仕事に慣れて一人前になるために要する時間は約5,000時間と言われています。年換算すると、週5日8時間休まず労働したとしても約2.5年の時間が必要ということです。理屈では、今回受講した職員は、ちょうど一人前になった職員となります。今回の研修では、一人前の職員として自らの経験・知識をもとに考えて行動することを重視した研修を行いました。職員として更にステップアップし、人財となっていただければと思います。

 

 結びに、この場をお借りして、研修講師をお引き受けいただいた佐藤様に、あらためて御礼申し上げます。