お知らせ

管理者研修(Web研修)を開催しました。

2022.07.04

 令和4年6月15日(水)に管理職、施設長及び副施設長を対象に、管理者研修(Web研修)を開催しました。
 講師には、介護労働安定センター山形支所介護人材育成コンサルタント堀越俊一郎先生をお招きし、「管理職のための人材定着・育成のマネジメント」について、講義を行っていただきました。

研修の様子

 講義では、人材を定着させるために、重要なハーバード大学の教材になった新幹線清掃サービス業者の事例紹介を交えて、ブランディングの重要性、いかに求職者の心をくみ、採用後なるべく長いスパンで人材を育て定着し活躍してもらうことを専門的な知識や具体的な方法を交えながら、分かりやすくご講義いただきました。
 講義中に、福祉の3Kは「感動・感謝・感激」であるというキーワードがありました。これは、これからの福祉の発展と当法人にとって大切な考え方であると思いました。
 受講した職員の感想を一部紹介します。

 


※研修後アンケート 一部抜粋

・今回のテーマはとてもタイムリーで良い内容だったと思います。定着するには、私たち管理職の役割と組織としての仕組み作りが重要であることを再確認することができましたし、求人者の心情や退職を決意するまでの予兆等、大変参考になりました。今後に生かしていきたいと思います。(管理者/事務局)

・業務遂行する上で、常に『報・連・相』の大切さと必要性について職員に伝えてきたが、今回の研修で改めて「ほうれんそう」の重要性を認識した。(施設長/障がい者通所施設)

・職員一人一人とのコミュニケーション同様、自分の上司である寮長とのコミュニケーションを大切し、利用者・職員の現状を確認していくことが必要だと感じた。(副施設長/障がい者入所施設)


 当事業団では、今回の研修で学んだことを、日々の福祉サービスに活かし、利用者により充実した生活を送っていただけるよう努めていく所存です。

 結びに、この場をお借りして、研修講師をお引き受けいただいた介護人材育成コンサルタント堀越俊一郎先生、介護労働安定センター山形支所様に、あらためて御礼申し上げます。

 

参考
「Enchanting Tokyo 7-Minute Miracle/7分間の奇跡」
(東京都 Tokyo Metropolitan Government)
             https://www.youtube.com/watch?v=kt92-ZDm-HM


受講後3か月の振り返り ※令和4年9月29日更新

・退職を申し出る職員に対しての認識の仕方が変わりました。「採用されてくる職員は、誰でも頑張ろうと思って入職してくる」というフレーズに改めて事業所の責任を感じました。
 希望を持って入職してきた職員を、どう育てるかというこれまでも分かっていたはずの事業所側の責任を再認識したことで、職員一人一人をもっと大切にしなければと実感しています。(施設長/障がい者入所施設)

・何のために人材を育成し人の定着を促進するのか。その目的を再確認すること。人材定着や人材育成は、まずそれぞれの事業所で地道な努力をしていく事が一番大切な事だと考えます。事業団は今将来を決めるとても大事な時期にあります。将来構想を実現するために我々管理職は人を定着させ組織を強固なものにしていくことで,あらゆる環境に対応していける集団にしていかなければならないと思います。(事務担当管理職)

・「この職業を選んだ要件」を意識し、職員一人一人に接するようになった。経済性、社会性、個人的生活との両立等、一人一人のウエイトの違いを理解することで、コミュニケーションもスムーズにいくと実感している。(副施設長/特別養護老人ホーム)