お知らせ

令和元年度山形県社会福祉事業団施設実践報告会を開催しました。

2020.03.16

 令和2年2月21日(金)に令和元年度山形県社会福祉事業団施設実践報告会を開催しました。
 当報告会は、サービスの向上を目指して取り組んできた日頃からの実践について、改めて分析・評価することで専門性の継承と職場活性化を目的に毎年実施しています。助言者として、常務理事、希望が丘所長の他に、今年度より新たに東北公益文科大学の鎌田剛准教授にご協力いただきました。
 協同の杜JA研修所(村山・最上)を発表会場として、かるむの里(庄内)及び希望が丘(置賜)の会場においても、Webを活用してリアルタイムに発表を聞き、質問等のやり取りも行いながら進めました。

【報告会の様子】

【助言内容の一部】
・懸案事項をはっきりとさせる。
・楽しさに限らず、「QOL」の変化を評価するとなおよい。
・実践したことだけを報告するのではなく社会貢献を意識した報告へ。
・一番伝えたいことをタイトルにすること。主題-副題の形式を推奨する。
 ex.)目標を実現するリハビリテーション継続支援モデルの提案
   -障がい者支援施設における作業療法士と援助員によるチームアプローチ-
・実践報告の目的は「より良い方法を共有すること」その積み重ねを通じて実践の根拠を作り上げることとなる。
・長年の支援が根拠となるため、これまでの支援を根拠にしてもらいたい。気づきは大事。

【結果発表】

  発表施設名 テーマ
最優秀賞 障害者支援施設
山形県鶴峰園
『利用者の目標(想い)に寄り添った支援
-利用者と職員の二人三脚-』
優秀賞 救護施設
山形県立みやま荘
『誤嚥予防に向けた取り組み』
特別養護老人ホーム
福寿荘
『~楽しみの場の提供・水分を摂ろう~
多職種連携での活動』
救護施設
山形県立泉荘
『健康運動で心も体もスッキリ
~利用者と職員共に楽しみながら健康に~』
ワークショップ明星園
共同生活事業所
『地域の中で生活を
~地域の中で暮らしたい~』
障害者支援施設
山形県吹浦荘
『病原菌を防ぐのは自分です
(適切な手洗いからはじまる衛生管理)』

 今回の報告会では、各施設の取組や助言者からの具体的なアドバイスを職種を越えて共有することができました。今回の内容を活かし、事業団全体でさらなるサービスの質の向上を目指していきたいと思います。今後も当事業団は、実践報告会を通して専門性の継承と職場活性化を推進していきます。
 今年度より助言者をお引き受けいただいた鎌田剛准教授には、この場をお借りし改めて御礼申し上げます。