お知らせ

令和3年度山形県社会福祉事業団施設実践報告会を開催しました。

2022.03.14

 令和4年3月3日(木)に令和3年度山形県社会福祉事業団施設実践報告会を開催しました。
 当報告会は、サービスの向上を目指して取り組んできた日頃からの実践について、改めて分析・評価することで専門性の継承と職場の活性化を推進することを目的に毎年開催しています。
 今年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、事務局を拠点とし、各施設(事業所)とオンラインで接続し、実施しました。(令和2年度は、動画視聴による開催

 助言者には、山形県社会福祉事業団荒木常務理事、山形県総合コロニー希望が丘鈴木所長の他に、令和元年度よりご協力いただいている東北公益文科大学の鎌田剛准教授をお招きし、発表施設に対し、ご助言・講評をいただきました。

【助言者の方々】

         法人本部事務局          (左:鈴木所長、右:荒木常務理事)

東北公益文科大学 鎌田准教授

【発表施設】

救護施設 山形県みやま荘

障害者支援施設 山形県梓園

多機能型事業所 山形県ワークショップ明星園

特別養護老人ホーム福寿荘

障害者支援施設 山形県吹浦荘

障害者支援施設 山形県鶴峰園

【結果発表】

【助言内容の一部】
・「実践」から「研究」へ、報告ではなく提案できるとなおよい。
 参加している方に一つでも多くのものを持ち帰ってもらえるように一般化させる。
 (例 Aさんの支援はこうだった → Aさん以外の方にも当てはめることができる)
・支援介入前と介入後の変化をグラフ等で表すとよりわかりやすい(回数や平均値等)。
・タイトルは結論が出てから考える。一番伝えたいこと(参加者が最も知りたいと思われ
 ること)を平易な言葉で簡潔にまとめる。

  発表施設名 テーマ
最優秀賞 障害者支援施設
山形県吹浦荘
『「もっとみんなと遊びたい、お話ししたい」
 Kさんが望む、楽しい吹浦荘での生活を求めて』
優秀賞 救護施設
山形県みやま荘
『コロナ禍をチャンスに変えよう!
 ~みやま荘ネットショッピング元年
「アマゾンってブラジルから届ぐんだが?」~』
障害者支援施設
山形県梓園
『安心できる地域生活へつなげるために
~地域移行へつながった事例を通して~』
多機能型事業所
山形県ワーク
ショップ明星園
『多機能型事業所と共同生活援助事業所の
連携について
 ー重度知的障害を伴う肢体不自由者の
ショートステイの受け入れー』
特別養護老人ホーム
福寿荘
『下剤に頼らない自然排便を目指して
~食物繊維とオリゴ糖、
カフェインの効果について~』
障害者支援施設
山形県鶴峰園
『障害者支援施設における経管栄養利用者の受け入れ
~廃用症候群予防の取り組み~』

 今回の報告会では、各施設の取組や助言者からの具体的なアドバイスを職種を越えて共有することができました。今回の内容を活かし、引き続き多職種で分析・検証を深め、事業団全体でさらなるサービスの質の向上を目指していく所存です。今後も当事業団は、実践研究を通して専門性の継承と職場の活性化を推進して参ります。
 結びに、この場をお借りして助言者をお引き受けいただいた鎌田剛准教授に、あらためて御礼申し上げます。